
【史上最高】暗号資産投資商品の週間流入額が44億ドルに到達、2025年累計は270億ドルを突破
2025年7月第3週、暗号資産(仮想通貨)投資商品への資金流入が過去最高の44億ドル(約6,900億円)に達し、年初来の累計流入額は270億ドルに到達したことが、CoinSharesのレポートで明らかになりました。
◆ 主なポイント
- 🌐 運用資産総額(AUM)は過去最高の2,200億ドル
- 📈 14週連続で純流入が続く好調な流れ
- 🟠 ビットコイン(BTC)関連商品は22億ドルを集める
- 🔵 イーサリアム(ETH)関連商品は記録的な21.2億ドルの流入
- 前週の記録(12億ドル)を大幅に更新
- 2025年の累計流入額はすでに62億ドルで昨年超え
◆ 地域別の流入状況
- 🇺🇸 米国が圧倒的:43.6億ドルの流入
- BlackRock、Grayscale、Bitwiseなどがけん引
- 🇨🇭🇭🇰🇦🇺 スイス、香港、オーストラリア:合わせて7,870万ドル
- 🇧🇷🇩🇪 ブラジルとドイツはわずかに資金流出
◆ アルトコインへの関心も拡大
- 💎 ソラナ(Solana):3,900万ドル
- 💧 リップル(XRP):3,600万ドル
- 🔗 スイ(Sui):930万ドル
◆ 解説と展望
CoinSharesの調査責任者James Butterfill氏は、「この14週間の純流入は、ETF市場の活性化と機関投資家の参加によるもの」と指摘。特にイーサリアムは、ステーキングやDeFi領域での活用期待から資金を集めており、機関投資家のリスク許容度が広がっている兆しだと述べています。
この流れは、暗号資産がもはや投機対象だけでなく、伝統的金融の一部として本格的に組み込まれ始めたことを示す重要な指標といえます。今後も流入動向とETF市場の成長には要注目です。