ビットコインチャートの分析の仕方を知る
ツイートには有用な情報がいろいろあります。経験を持っている人はすべてではないですがヒントとしてツイートしている人もいます。ですが初心者には掴んでいくのが難しい情報もあるでしょう。またイケイケで情報をだしてそれがたまたまあって、それに引きつられて最後は穴に落ちてしまう、なんてこともよくあります。そのなかで確実にすすめるように情報を掴んで勉強していきましょう。
エリオット波動

画像はX Crypto_Rod氏
チャートは、エリオット波動理論(Elliott Wave Theory)を基にしたテクニカル分析を行っているものです。この理論では、価格の動きは規則的な波(波動)として解釈され、5つの上昇波(1, 2, 3, 4, 5)と3つの下降波(A, B, C)のサイクルで構成されると考えられています。
以下、それぞれのポイントと波がどのように決められているかを解説します。
1. エリオット波動の基本構造
- 上昇の5波構造(1, 2, 3, 4, 5):
- 1波: 初期の上昇。トレーダーが新しい動きを見つける段階。
- 2波: 最初の調整。利確や短期的な売りが入り価格が下がる。
- 3波: 最も力強い波。多くのトレーダーが注目し、大幅な上昇となる。
- 4波: 再度の調整。比較的小さな下落。
- 5波: 最後の上昇波で、多くの場合トレンドのピークを形成する。
- 調整の3波構造(A, B, C):
- A波: 初期の下落で、利確売りが主な要因。
- B波: 一時的な反発(フェイクアウトとも呼ばれる)。
- C波: 本格的な下降で、トレンドの底を形成することが多い。
2. このチャートのポイントの決め方
- フィボナッチリトレースメント
- チャートに「0.382」「0.5」「0.618」といったフィボナッチ比率が描かれています。これは、価格の調整幅を予測するために使われるツールです。
- 波2や波4などの調整は、通常この比率に収束することが多いとされています(特に0.618は重要な水準)。
- サポートラインとトレンドライン
- 黒い斜め線はサポートラインとして機能し、価格がそこまで下がった後に反発するポイントを予測しています。
- レジスタンスゾーン(赤いゾーン)
- 現在の価格が超えにくい抵抗帯として、この赤いゾーンが設定されています。波1や波Bなどのポイントがここで反発すると予測。
- 経験則とパターン認識
- 過去の波動パターンや市場の反応を基に、各波の終点や反発点が推測されています。
- 特に波3は他の波に比べて大きくなる傾向があるため、その長さや位置を考慮して波5や波Cの動きを予測します。
3. 今後の予測
このチャートでは、以下が示唆されています:
- 現在、波Aと波Bの調整フェーズにあり、価格は一時的に下落(C波)する可能性が高い。
- フィボナッチ比率0.5(98,401.1)または0.618(97,425.9)付近で反発し、新たな上昇波(3波)が始まると予測。
- 最終的には、波5で大幅な上昇が見込まれています。