仮想通貨投資家を襲った衝撃事件――
2025年5月、ニューヨーク・ソーホーの高級タウンハウスで、イタリア人男性がビットコインのパスワードを狙って3週間も監禁・拷問されるという、信じがたい事件が発生しました。犯人は「ケンタッキーの暗号通貨王」とも呼ばれる男とその共犯者。
拷問に使われたとされる銃器やチェーンソー、そして犯人の驚くべき過去――仮想通貨ブームの裏に潜む、恐ろしい犯罪の実態に迫ります。
【要約】NYの仮想通貨誘拐・拷問事件、被害者はビットコイン狙われる|容疑者は「ケンタッキーの暗号通貨王」
2025年5月、ニューヨーク・ソーホーの高級タウンハウスで発生した仮想通貨投資家誘拐・拷問事件に関与したとして、ジョン・ウィルツとウィリアム・デュプレシーの2人が身柄を拘束・起訴されました。
被害者はイタリア人仮想通貨保有者
被害者はイタリアから呼び寄せられた28歳の男性で、暗号資産(ビットコイン)のパスワードを聞き出す目的で、3週間にわたって監禁・暴行を受けたとされています。
衝撃の証拠と手口
検察によると、現場からは銃器、チェーンソー、スタンガン、テキーラでの焼き付け行為など、拷問を裏付ける物証が押収されました。また、ウィルツが助手に被害者の動向を監視させていたことや、「壊れた」「目に命がない」などと被害者の様子を伝えるメッセージ履歴も提出されています。
加害者は「政府関係者」を名乗り脅迫
容疑者らは「協力しなければテロリストと見なす」「家族を殺す」などと脅し、政府関係者を装って被害者を服従させたとされています。
過去にも類似事件の疑い
ウィルツは「ケンタッキーの暗号通貨王」として知られ、過去にも仮想通貨を巡る監禁事件の疑いがあったと報道されています。デュプレシーもスイスで家庭内暴力の捜査対象だったことが判明しています。
現在の状況
両被告は保釈金100万ドルで保釈され、電子監視と自宅軟禁、パスポート返納などの条件下に置かれています。無罪を主張していますが、検察は他の拷問事例が存在する可能性も示唆しています。
補足
この事件は、仮想通貨の普及とともに生じる新たな犯罪リスクを浮き彫りにしています。特に個人で高額な暗号資産を保有する投資家にとって、物理的な安全リスクが現実化しつつある状況と言えるでしょう。
本記事は、こちらの記事をもとにしたまとめ記事です: