
ビットコイン急落:トランプ政権の暗号通貨法案が下院で阻止され、市場に波紋
2025年7月15日、米国下院で暗号資産関連法案が投票前に阻止され、ビットコイン(BTC)は一時$117,000を割り込み下落しました。数日前まで史上最高値を更新していたビットコインですが、議会での政治的不透明感が広がり相場が反落。仮想通貨関連株も同様に売り圧力を受けました。
主なトピック
ビットコイン価格、$117,000割れ
- 15日火曜日の取引で、ビットコインは終値ベースで2.8%安の$116,484(Coin Metrics調べ)まで下落。
- 日中高値は$120,481.86を記録していましたが、法案阻止のニュースで大幅反落。
背景:暗号資産法案が下院で足踏み
- 米下院で複数の暗号資産関連法案が「手続き上の壁」に阻まれ、投票前に否決。
- 共和党の13名が民主党と共に反対し、196-223で動議が失敗。
- これにより、これまで高まっていた立法進展への期待が急速に後退。
仮想通貨関連銘柄も軟調
- ビットコインマイニング企業Riot Platforms(RIOT)は3.3%安、Mara Holdings(MARA)は2.3%安。
- 取引プラットフォームのCoinbase(COIN)は1.5%下落と、関連株も全般的に値を下げた。
- 引け後の時間外取引でも売りが続いた。
最近の市場動向
- 直近数日は、ビットコインETFを通じた機関投資家による買いが続き、市場は最高値圏で推移。
- 議会での法案可決への期待感が背景にあったが、今回の阻止でセンチメントが急変。
まとめ
米議会の規制動向は、ビットコイン価格や関連銘柄の動きに直結する重要材料となっています。法案進展への不透明感増大で短期的に上値が重くなったものの、今後の立法動向と市場の反応が引き続き注目されます。