
【速報】ルミス上院議員「仮想通貨市場構造法案は2026年までに成立」
背景
ワイオミング州選出のシンシア・ルミス米上院議員(共和党)は、仮想通貨市場構造に関する法案が「年内にトランプ大統領の机に届く」と発言しました。場所はワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウム。共和党が主導する形で、証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)の役割を整理する市場構造法案を推し進めています。
法案成立までの道筋
- 9月: 上院銀行委員会での審議を目指す
- 10月: 上院農業委員会で検討
- 年末: 大統領署名を目指す(ルミス議員は「感謝祭前を希望」)
このプロセスは、7月に下院で可決された デジタル資産市場明確化法(CLARITY Act) を基盤に進められ、上院版は「責任ある金融革新法(仮称)」として調整される見込みです。
ルミス議員は「下院で78人の民主党議員が賛成したCLARITY法案を尊重し、上院でも大きく崩さずに進めたい」と述べ、超党派の支持を強調しました。
民主党の動きと見通し
上院銀行委員会のティム・スコット委員長(共和党)によると、すでに「12〜18名の民主党議員が市場構造法案に賛成する可能性がある」との見方を示しています。
関連法案と優先順位
下院は「クリプト週間」として以下3つの法案を可決済み:
- CLARITY法案(市場構造)
- GENIUS法案(ステーブルコイン規制) → すでに成立しトランプ大統領が署名
- 反CBDC監視国家法案(中央銀行デジタル通貨規制) → 民主党の支持わずか2票
共和党上院はまず市場構造法案を優先し、CBDC規制法案は2026年以降に先送りする見通しです。
✅ まとめ
- ルミス議員は「市場構造法案を2025年末までに成立させる」と発言
- 下院可決済みの CLARITY Act をベースに上院版を調整
- 超党派支持が進み、法案成立の可能性は高い
- 一方で CBDC規制法案は2026年以降に持ち越し
👉 米国の仮想通貨市場は、2026年までに本格的な規制フレームワークが整備される方向に進んでいます。