まとめ:金が上昇、ビットコインは9万ドル割れ──暗号資産ファンは不安になるべきか?
The Motley Fool の投資コラムニストReuben Gregg Brewer による論考は、
「金とビットコインが逆方向に動いている今、BTCは本当に“価値の保存手段”なのか?」
という素朴だが重要な問いを投げかけています。
① 金はなぜ評価され続けるのか
- 金は長い歴史を持つ価値保存資産
- かつては紙幣の裏付けでもあり、現在も:
- 地政学リスク
- 経済不安
- 市場混乱
の局面でヘッジ資産として買われやすい
- 価格は大きく変動するが:
- 物理的な実体がある
- 100年後も「金は金のまま」
👉 最悪の経済崩壊シナリオでも、
“モノとして使える”強みがある。
② ビットコインの根本的な弱点
記事が指摘するビットコインの問題点は明確です。
- ビットコインはデジタル資産
- 価値は:
- 他の保有者が「価値がある」と信じることに依存
- 金と同じくボラティリティは高い
- 政府管理外という点では金と似ているが:
- 物理的実体がない
- 社会インフラが崩壊した極端な状況では使いにくい
👉 この違いが、
“究極の安全資産”になれるかどうかを分ける。
③ 金と連動しないことが示すもの
- 最近の相場では:
- 金は上昇
- ビットコインは下落
- 本来「価値保存資産」なら:
- 同じ方向に動く場面があってもよいはず
- しかし現実はそうなっていない
👉 これは、
ビットコインがまだ“価値保存資産として未成熟”
である証拠かもしれない、というのが筆者の見方。
④ 最大の論点:「試練を通過していない」
- 金:
- 数百年にわたり
- 戦争・恐慌・通貨崩壊を経験
- ビットコイン:
- 歴史はまだ十数年
- 本格的な大恐慌や長期不況を未経験
筆者はこう結論づけます:
「深刻な景気後退や大規模ベアマーケットを
経験するまでは、
金のような価値保存資産だと断言できない」
⑤ 投資スタンスの提言
- ビットコインを
金と同じ“安全資産”と考えるのは危険 - 保有するとしても:
- 最もリスクを取れる投資家向け
- ポートフォリオの一部に限定すべき
- これは金にも同様で:
- 金も大量保有はハイリスク
👉 金もBTCも「守りの資産」と思い込みすぎるな、という警告。
記事の結論
- 金は:
- 実体
- 歴史
- 危機耐性
を備えた伝統的な価値保存資産
- ビットコインは:
- 理論上は代替候補
- だが実績不足
- 現時点では:「金の代わり」ではなく
「高リスク投資対象」
一言で要約すると
金は“証明済みの避難所”、
ビットコインは“まだ試験中の仮説”
参考記事











