
ビットコインの「ゴールデンクロス」が点灯──過去2000%超の上昇再現なるか
概要
2025年5月下旬、ビットコイン(BTC)の日足チャートで「ゴールデンクロス」が形成され、強気相場の合図として注目されています。ゴールデンクロスは過去にも大幅な価格上昇(2,000%超)をもたらした経験があり、今回も新たな史上最高値ブレイクへの期待が高まっています。
ゴールデンクロスとは?
- 50日移動平均線(SMA)が200日移動平均線を上抜けたときに発生するチャートパターン。
- テクニカル的には「長期の弱気から中長期の強気トレンド転換」を示唆。
- 過去のビットコインでは、2017年と2020年のゴールデンクロス後にそれぞれ2,000%超の上昇が記録されています。
2025年の最新動向
- 日足のゴールデンクロスが5月22日に出現。直近の1回は2024年10月(当時65,000ドル)で、その後3カ月で約110,000ドルの史上最高値を記録。
- 今回のクロス以降、最大で+12%とやや控えめな上昇にとどまっていますが、過去の短期クロスでもここから大幅高へ転じた例があるため、目先への期待は強い状況。
- テクニカル分析上は、120,000ドル付近のレジスタンスを明確に上抜け、日足で「終値確定」すれば、135,000ドル~155,000ドルが次の上値目標とアナリストらが予測しています。
市場参加者の受け止めと資金循環
- 「ゴールデンクロス=超強気」との見方から機関投資家や新規参加層の資金流入が現実化。
- ただし、現在は120,000ドル手前での一時的な横ばい(コンソリデーション)が続いているため、資本の一部がアルトコイン市場にも流入している傾向も指摘されています。
今後の注目ポイント
- 歴史的には「日足ゴールデンクロス」後に“縦方向”の急騰相場が到来した例が多く、市場の期待は依然高い。
- 市場心理(FOMO)や機関投資家の戦略的な買いも相まって、120,000ドル超えのタイミングで再度強いトレンドに入りやすいと考えられます。
- とはいえ、チャート上のゴールデンクロスが必ず大上昇と直結するとは限らず、過去には短期的に失速した例もあるため、慎重な見極めも欠かせません。
要点:
2025年の「ゴールデンクロス」はビットコイン上昇の追い風となる可能性があり、歴史的には2,000%以上の上昇事例も。現状では12%の高値更新にとどまるものの、チャート的には120,000ドル台突破が本格ブレイクの分水嶺とされ、今後の値動きに世界から熱い視線が注がれています。