G20機関、暗号資産産業抑制のための9つの規制勧告を発表
G20の監視委員会は、暗号資産企業が規制されない場合、より広範な金融リスクが発生すると警告した。
金融安定理事会(FSB)は、月曜日に初めて発表された暗号資産活動に関する世界的な規制の枠組みは、昨年の暗号の暴落から影響を受けていると述べ、FTXやTerraのような暗号の暴落を示唆した。
FSBはこうしたリスクに取り組む一環として、暗号企業や暗号市場の監督方法に関する規制当局への9つのトップレベル勧告を発表し、またステーブルコインの監督に関する勧告も改訂した。
この勧告は、FSBのパブリック・コンサルテーションで寄せられた意見も考慮したもので、規制当局間の国境を越えた協力、暗号発行者に対するガバナンス要件、業界に対する情報開示の義務化などを求めている。
FSBは、顧客資産の適切な保護の確保や利益相反に関連するリスクへの対応など、最近の出来事を踏まえていくつかの提案を強化したと述べた。
「スイスを拠点とするFSBはプレスリリースで、「この1年の出来事は、暗号資産と関連プレーヤーの本質的なボラティリティと構造的な脆弱性を浮き彫りにした。「また、暗号資産のエコシステムにおいて重要なサービス・プロバイダーが破綻すると、エコシステムの他の部分にも迅速にリスクが波及することも明らかになった。
FSBは、暗号から伝統的な金融への危機の「波及」は、2つの業界間のリンクが成長するにつれて増加する可能性があると付け加えた。