エプスタイン関連ファイルで明らかになった「ビットコイン&暗号資産の意外な関係」
米司法省(DOJ)が公開したジェフリー・エプスタイン関連の数百万件の文書から、
ビットコインや暗号資産に関する予想外に深い関与が次々と浮かび上がった、という内容。
この記事は、Decryptが1週間にわたって掘り下げた調査の総まとめ的位置づけです。
記事の要点(In brief)
- Jeffrey Epstein 関連文書に
ビットコイン・暗号資産への言及が大量に存在 - 初期の著名な暗号資産ビルダーや支援者との接点
- コインベースやビットコイン企業への初期投資が判明
- 倫理面・評判リスクをめぐる生々しい内部議論も含まれる
驚きのポイント①:Coinbaseへの初期投資
- エプスタインは 2014年にCoinbaseへ300万ドル投資
- 紹介者:
- Brock Pierce
- 投資会社 Blockchain Capital
- 投資当時のCoinbase評価額:約4億ドル
→ 現在:約440億ドル規模 - 共同創業者の Fred Ehrsam も関与を把握していた
👉 犯罪歴後の投資であり、倫理・ガバナンスの問題が浮上。
驚きのポイント②:暗号資産規制と税制への関心
- 2018年時点で、エプスタインは
ビットコインの規制・課税を強く意識 - 元トランプ陣営の Steve Bannon との会話で:
- 自主申告型の暗号資産課税制度を提案
- 「悪い奴らを一掃するため」と発言
- 暗号資産は「インターネットのように国際協調で扱うべき」との見解
驚きのポイント③:Blockstreamへの投資と接触
- ビットコイン基盤企業 Blockstream にも投資
- 創業者 Adam Back が投資事実を認める
- 2014年、創業者らをエプスタインの島へ招待
- 実際に訪問したかは不明
- 現在は「直接・間接的な資金関係はない」と明言
👉 これを受け、一部のビットコイン開発者から
Backの辞任を求める声も出ている。
驚きのポイント④:ビットコインの本質を見抜いていた発言
- 2014年、投資家 Peter Thiel とのメールで:「ビットコインとは何かについて合意がない
価値保存か、通貨か、資産か、建築物か…」 - 当時のBTC価格:約691ドル
→ 現在:約7万ドル前後
👉 かなり早い段階で“ナラティブの曖昧さ”を指摘
驚きのポイント⑤:「倫理」を気にしていた皮肉
- エプスタインはビットコイン研究者に対し:「私は資金提供してもいいが、
高名だから“倫理的に疑われるもの”は無理だ」 - 暗号資産投資家について:「彼らのやっていることは通貨を“パンプ”すること。危険だ」
👉 パンプ&ダンプ構造を理解していたことが示唆される。
Vitalik Buterinについて(直接関係なし)
- Vitalik Buterin の名前は登場するが:
- 直接の関係・やり取りはなし
- ロシア人投資家が「Vitalikより優秀かもしれない若手技術者」を紹介しようとした文脈のみ
全体の結論
この記事が示すのは:
- 暗号資産業界の初期段階は
資金・影響力・倫理が極めて曖昧な状態で交錯していた - 「ビットコイン=クリーンな反体制技術」という物語と
現実の資金フローの乖離 - そして皮肉にも、
エプスタイン自身が暗号資産の危うさをかなり正確に理解していた
一言で要約すると
ビットコイン黎明期は、
技術理想と“極めて不健全な資金”が
同時に流れ込んでいた時代だった











