
📉 Ripple CEO「Saylorのビットコイン戦略は市場を傷つけた」— STRCが25〜29%下落する理由
1. 概要
Ripple CEO ブラッド・ガーリングハウスと経済評論家ピーター・シフが、Strategy(旧MicroStrategy)のビットコイン戦略と金融商品 STRC に対して強い批判を展開している。 背景には、巨額の含み損・高額配当・レバレッジ構造・優先株の急落という複数の問題が重なっている。
2. Garlinghouse の批判:レバレッジ構造が市場を悪化させた
ガーリングハウスは CNBC で、Saylor の戦略を次のように指摘した。
🔹 「Financial engineering does not drive long-term value」
金融工学で価値を作るのではなく、実際のユーティリティが価値を生むべきだという主張。
🔹 STRC の急落は「構造的欠陥の証拠」
- STRC は本来 $100付近で安定するよう設計された優先株
- 年利 11.5% の高配当にもかかわらず 約$74(26%下落)
- ガーリングハウスはこれを「ダミング・インディクトメント(深刻な証拠)」と表現
🔹 レバレッジの負の連鎖
ビットコイン上昇期には利益を増幅したが、 下落局面では 損失と財務負担を増幅する構造になっていると批判。
3. Schiff の批判:証券法レベルの問題に発展
ピーター・シフは、Saylor の発言をさらに厳しく批判した。
🔹 Saylor の問題発言
Saylor は STRC を 「ストレスもボラティリティもない10%利回りの銀行口座」 と表現。
🔹 Schiff の反論
- STRC は 1週間で18%下落
- 最大29%下落 → 「重大に虚偽で誤解を招く」と指摘 → 証券法で使われる表現を用い、投資家保護の観点から問題視
4. Strategy の財務状況:批判が強まる背景
📉 巨額の含み損
- 保有 BTC:843,000+ BTC
- 平均取得価格:約 $75,646
- 現在価格:$59,000〜$60,000 → 含み損:130億ドル超
💸 年間配当負担:12億ドル
優先株の配当負担が急増し、 配当余力は 7年 → 14ヶ月へ急縮小。
🪙 BTC売却という異例の行動
2026年5月、32 BTC を売却して配当支払いに充当。 → ガーリングハウス「モデルが現実に耐えられなくなっている証拠」
⚖️ 証券調査の開始
2026年に証券調査が開始され、 企業への信頼性がさらに低下。
5. STRC が25〜29%下落している“本当の理由”
市場は「配当が維持できないリスク」を織り込んでいる
- STRC は 11.5%の高配当
- 本来は $100パー付近で安定する設計
- しかし 25〜29%のディスカウントは、 → 配当が維持できない可能性 → ビットコイン価格が上がらない限りモデルが破綻するリスク を市場が評価していることを意味する。
STRCは銀行口座ではない
- 優先株であり価格変動リスクがある
- 発行企業の財務状況に強く依存
- Saylor の説明とは真逆の値動き
6. 結論:市場は“金融工学モデルの限界”を評価し始めた
Ripple CEO と Schiff の批判は、 STRCの急落・巨額含み損・配当負担・BTC売却・証券調査 という複数の事実によって裏付けられている。
Saylor は依然として強気姿勢を崩さないが、 市場はすでに別の評価を下している。
STRCは銀行口座ではなく、29%下落した高リスク優先株である。 市場は、Strategyのモデルが持続可能ではない可能性を価格に織り込んでいる。










