今回取り上げるのは米国での事件です。日本の制度に直接関わる話ではありませんが、分散型金融(DeFi)のプログラムの「抜け穴」を突いた行為が刑事上どう扱われるのかを示す先行事例として、知っておく価値があります。
2021年に分散型取引所Uranium Financeから約5,500万ドル相当の暗号資産が流出した事件で、ジョナサン・スパレッタ被告が有罪と判断されたと、米メディアや米司法省(ニューヨーク南部地区連邦検事局)が10月7日に伝えました。被告は「ポケモンカードの収集家」として報じられてきた人物で、裁判では「公開されている機能を使っただけ」という趣旨の主張をしていたとされています。
この事件は、裁判開始時にも取り上げたものの続報にあたります。「コードが許す操作なら合法なのか」という論点に、陪審がひとつの答えを出した形です。量刑などの詳細は、今後の手続きで明らかになる見込みです。
詳細はこちら: https://www.justice.gov/usao-sdny/pr/jonathan-spalletta-convicted-defrauding-crypto-exchange-over-50-million-hacks-0
報道: https://www.seattletimes.com/business/pokemon-collector-found-guilty-in-55-million-crypto-hack-case/



