米国の暗号資産メディアDecryptは2026年10月21日、SpaceXとテスラが合併した場合のビットコイン保有について報じました。これは海外(米国)の企業の話で、日本の制度や日本の投資家に直接影響するものではありません。
報道によると、イーロン・マスク氏はSpaceXの第3四半期決算の電話会見で、両社の合併の可能性に触れました。両社の取締役会はそれぞれ、独立した取締役による特別委員会を設けて検討しているとのことです。ただしマスク氏は、合併が「確実」だと言うのは言い過ぎだと慎重な姿勢も示しており、現時点では検討段階にとどまります。
合算でどのくらいのビットコインか
Decryptの試算では、テスラの保有は直近の四半期報告書ベースで11,509BTC、SpaceXは6月のIPO(新規株式公開)に先立つ提出書類で開示された18,712BTCです。合計は30,221BTCで、1BTCあたり約8万3,000ドルとすると約25億ドル相当、取得コストの合計は約10億ドルとされています。
SpaceXの保有量は、IPO前は市場にほとんど知られておらず、ブロックチェーン分析でSpaceX関連とみられていた量の2倍以上だったと、同記事は伝えています。
ビットコイン自体への影響は
記事によれば、両社とも現在のところビットコインを買い増したり売却したりする動きは見せていません。合併してもビットコインそのものの扱いが変わるわけではなく、変わるのは保有の管理や会計の面です。保有分が一つの上場企業にまとまり、四半期ごとの開示と時価評価(価格変動が損益に反映される会計)の対象になります。テスラはビットコイン価格の下落局面で評価損を計上したとも報じられています。
初心者が押さえておきたいこと
今回の数字は、報道側の「仮定の計算」であり、合併も確定していません。ビットコインの価格は日々動くため、約25億ドルという評価額も記事時点のものです。企業が大量のビットコインを保有するニュースは、価格が上がるという意味ではなく、あくまで市場にどんな保有者がいるかを知る材料として受け止めるのがよいでしょう。ビットコインの基本はビットコインとは?でも解説しています。
※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。
出典: Decrypt「Musk's SpaceX-Tesla Merger Would Create a Bitcoin Treasury Behemoth」









