マーケットストラクチャー(Market Structure)とは
マーケットストラクチャー(Market Structure/相場構造)とは、チャート上の高値(ハイ)と安値(ロー)の並び方から、いまの相場が上昇トレンド・下降トレンド・レンジのどれにあるのかを判断する考え方です。SMC(スマートマネーコンセプト)やプライスアクション分析の土台となる概念で、「HH」「HL」「LH」「LL」といった略語で語られることが多いのが特徴です。
✅ 4つの基本用語
- HH(Higher High/高値切り上げ):直前の高値より高い高値
- HL(Higher Low/安値切り上げ):直前の安値より高い安値
- LH(Lower High/高値切り下げ):直前の高値より低い高値
- LL(Lower Low/安値切り下げ):直前の安値より低い安値
📈 トレンドの見分け方
- 上昇トレンド(強気の構造):HHとHLが交互に続く状態
- 下降トレンド(弱気の構造):LHとLLが交互に続く状態
- レンジ:高値・安値がほぼ同じ水準で推移し、明確な切り上げ・切り下げがない状態
🔄 構造の転換(ブレイク)とは?
下降トレンド(LH・LLの連続)の中で、価格が直近のLH(戻り高値)を上抜けると、下降の構造が崩れたサインと見なされます。SMCではこれを「BOS(Break of Structure)」や「CHoCH(Change of Character)」と呼ぶことがあります。
ただし、高値を1回上抜けただけでは「上昇トレンドへの転換」が確定したとは言い切れません。その後の押し目で前回の安値を割らずにHL(安値切り上げ)を作れるかが確認ポイントになります。「HHを作る → 押し目でHLを作る」という2段階がそろって、はじめてきれいな強気の構造と判断されることが多いです。
⏱ 時間足による違い
マーケットストラクチャーは時間足ごとに異なります。短い時間足(LTF)では上昇構造でも、週足などの長い時間足(HTF)では下降構造のまま、ということはよくあります。一般に、長い時間足の構造ほど重要度が高いとされ、週足の終値(ウィークリークローズ)で構造が変わるかどうかは多くのトレーダーが注目します。
🧭 まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用語 | マーケットストラクチャー(Market Structure/相場構造) |
| 基本要素 | HH・HL(上昇)/LH・LL(下降) |
| 転換のサイン | 直近のLHを上抜け(またはHLを下抜け)すること |
| 確認ポイント | ブレイク後の押し目・戻りで新しいHL(またはLH)ができるか |
| 注意点 | 時間足によって構造は異なる。上位足ほど重要とされる |





