逆三尊(Inverse Head and Shoulders)とは
逆三尊(ぎゃくさんぞん、Inverse Head and Shoulders/逆ヘッド・アンド・ショルダー)とは、3つの安値のうち真ん中の安値がいちばん深く、左右の安値がそれより浅い形をした、下落から上昇への転換を示唆するとされるチャートパターンです。英語圏では「Reverse H&S」「Inverse H&S」と略されることも多く、天井で現れる「三尊(ヘッド・アンド・ショルダー)」を上下逆さにした形です。
✅ 逆三尊の構造を詳しく解説:
🧩 3つの安値とネックライン
- 左肩(Left Shoulder):最初の安値。下落が一度止まり、反発する
- 頭(Head):左肩より深い安値。売りが出尽くしやすいポイントとされる
- 右肩(Right Shoulder):頭より浅い安値。売り圧力が弱まっていることを示すとされる
- ネックライン(Neckline):安値と安値の間の戻り高値を結んだ線。ここを上抜けるとパターン完成と見なされることが多い
🔁 「3タップ」との関係
同じ価格帯(サポート)に価格が3回触れて反発する形は「3タップ(3 tap)」と呼ばれることがあります。逆三尊の左肩・頭・右肩はそれぞれサポート付近への「タップ」と見なせるため、トレーダーによっては両者をセットで語ることがあります。
🧠 なぜ逆三尊が注目されるの?
下落のたびに安値を切り下げていた相場が、右肩で「前回の安値まで下がらなくなる」ことは、売り手の勢いが衰え、買い手が早めに入り始めたサインと解釈されます。「安値の切り下げが止まる」ことがトレンド転換の最初の兆しになりやすいため、多くのトレーダーが注目するパターンです。
ただし、形成途中の逆三尊は「未完成」であり、右肩の安値を割り込んだり、ネックラインを上抜けできなかったりすればパターンは崩れます。また、短い時間足(LTF)で現れる逆三尊は、より長い時間足のトレンドに飲み込まれることもあるため、上位足の流れと合わせて判断することが大切です。
🧭 まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用語 | 逆三尊(Inverse Head and Shoulders/Reverse H&S) |
| 種類 | 反転(リバーサル)系のチャートパターン |
| 形 | 左肩・頭(最安値)・右肩の3つの安値+ネックライン |
| 意味 | 売り圧力の衰えと、下落から上昇への転換の可能性 |
| 注意点 | ネックライン上抜けまでは未完成。右肩の安値割れでパターンは否定される |




