ハードウェアウォレット「Coldcard」の欠陥めぐり集団訴訟 被害は1億4,000万ドル超と主張

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これはカナダ(オンタリオ州)の裁判所で起きている話で、日本の制度に直接影響するものではありません。ビットコインを保管する専用端末「Coldcard(コールドカード)」の欠陥をめぐり、製造元のCoinkite社が集団訴訟(クラスアクション)を起こされたと、Bitcoin.com Newsが2026年10月22日に報じました。

何が起きたのか

訴状によると、2021年3月に配布されたファームウェア(端末の制御ソフト)の更新に不具合があり、端末が本来使うはずのハードウェアの乱数生成ではなく、ソフトウェアの乱数生成を使ってしまったとされています。その結果、ウォレットの復元に使う「リカバリーフレーズ(秘密の単語列)」が推測されやすくなり、攻撃者が端末を手にしなくても秘密鍵を再現できたというのが原告の主張です。

報道によれば、攻撃は2026年7月30日に始まり、最初の25分間で約594BTC(約3,800万ドル)が盗まれたとされます。その後の被害を含めると、訴訟での推定損失は1億4,000万ドルを超えるといいます。原告のロサンゼルス在住の男性は、約1.23BTCを失ったと主張しています。

会社側の対応と訴訟の位置づけ

Coinkite社は7月30日に脆弱性を公表し、翌日に修正ファームウェアを公開しました。ただし、すでに作られたリカバリーフレーズは更新だけでは安全にならず、利用者は新しいフレーズを作ってビットコインを移す必要があるとされています。訴状は、同社が連絡先を把握しながら利用者に直接通知しなかったことなども問題にしています。

なお、この訴訟は2026年9月11日に提起された「提案段階」のもので、主張は裁判で認められたわけではありません。同社は「係争中の案件にはコメントできない」とし、原因や対策を含む詳細な報告を近日中に公表する見通しだと述べています。

初心者にとっての意味

自分で管理するタイプの専用ウォレットは、取引所に預けるより自由度が高い一方、機器やソフトの欠陥があれば自己責任になりやすい面があります。利用中の方は、メーカーの公式発表を確認し、必要な対応を取ることが大切です。基本から知りたい方はビットコインとは?もご覧ください。

※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。

出典: Bitcoin.com News「Coinkite Sued After Coldcard Wallet Flaw Exposes $140M in Bitcoin」

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