旧Bitfarmsのキール、保有ビットコインを全額売却 約1.92億ドル、今後は採掘分を毎日売却へ

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ビットコインのマイニング(採掘)企業として知られたBitfarms(ビットファームズ)が社名を変えたKeel Infrastructure(キール・インフラストラクチャー)が、2026年11月5日に発表した7〜9月期(第3四半期)の決算で、保有していたビットコインをほぼすべて売却したことを明らかにしました。今後も、カナダ・ケベック州で採掘したビットコインは毎日売却していく方針です。

売却したのは2,520BTC、約1億9,200万ドル

Bitcoin Magazineによると、同社が第3四半期に売却したのは2,520BTCです。内訳は、期初に保有していた2,261BTCと、期中に採掘した259BTCで、売却額は約1億9,200万ドルでした。9月30日時点の保有はわずかな量にとどまり、同社は売却のタイミングについて「相場が強い局面を選んだ」と説明しています。今後は採掘分を毎日売ることで、保有するビットコインの値動きによる影響を事実上なくすとしています。

背景にあるのは「AIデータセンター」への転換

同社は2026年4月に米デラウェア州への本社移転を終えて現在の社名となり、自らを「北米のデジタルインフラ・エネルギー企業」と位置づけています。4〜6月期には米国でのビットコイン採掘をやめており、売却資金はAIや高性能計算(HPC)向けのデータセンター整備にあてる流れです。11月4日時点の手元資金は約7億8,000万ドルで、ワシントン州モーゼスレイクでは2026年9月に建設が始まり、2027年にHPCの収益を生む最初の拠点になる見込みとされています。一方、第3四半期の売上高(継続事業)は2,800万ドルと、前年同期の6,800万ドルから大きく減りました。

記事によると、2026年はRiot PlatformsやHut 8といった他のマイニング企業も数千BTC規模の売却を行っており、採掘で得た電力・設備をAI向けに振り向ける動きが広がっています。

初心者にとってのポイント

ビットコインの世界では、採掘企業は「新しく生まれたビットコインを最初に受け取る存在」です。その採掘企業が、ビットコインを持ち続けるのではなく、すぐに売ってAI事業の資金にする方向へ動いていることは、業界の構図が変わりつつあることを示す一例といえます。ただし、これは1社の経営判断であり、ビットコインそのものの価値を示すものではありません。

※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。

出典: Bitcoin Magazine「Keel (KEEL) Sells Entire Bitcoin Treasury for $192 Million, Will Sell BTC Daily」

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