
BTCが急落と反発を繰り返し、方向感の見えにくい相場が続いています。Elliott Wave(エリオット波動)を軸に分析するトレーダーのRod氏は、そんな状況について率直な一言とともに、今後の値動きのイメージをチャートで共有しました。
🗣️ ツイートの内容
I have no fucking idea what the market is doing right now
But I still think the bigger correction needs more time to build before the final leg lower
More chop first, real move later.
BOUNCE IT $BTC
(訳)「正直、今マーケットが何をしているのか全く分からない。それでも、より大きな修正は、最後の下落の前に形を作るための時間がまだ必要だと思っている。まずは上下に振れる展開(チョップ)、本当の動きはその後。反発しろ、BTC」
🔍 このツイートが意味すること
ポイントは2つです。
- 短期は分からない、と正直に認めている:直近の値動きはノイズが多く、確信を持てる状況ではないという認識です。
- 中期のシナリオは変わっていない:「大きな修正」はまだ途中で、最後の下落(final leg lower)の前に、もう少し時間をかけた上下動が入る、という見立てです。
つまり「今すぐ一直線に下がる」のではなく、一度反発してから、改めて下を試すというイメージです。ツイート末尾の「BOUNCE IT」も、この反発を期待していることを表しています。
📈 チャート構造:波(1)のあとの修正波(2)
添付されたのはBTC/USDT無期限先物の日足チャートで、エリオット波動のカウントが書き込まれています。チャートから読み取れる構造は次の通りです。
① 6月の安値から波(1)が完成
- 6月の安値付近には「Divergence」の書き込みがあり、ここを起点に上昇が始まっています。
- そこから5つの波で上昇し、9月下旬の高値で大きな波(1)が完了したとカウントされています。
- この高値にも「Divergence」の書き込みがあり、価格は高値を更新したもののモメンタムが伴っていない、というダイバージェンスが天井のサインとして示されています。
② 現在は修正波(2)の途中
- 波(1)の完了後は、ABC修正波の形で波(2)が進行しているというカウントです。
- 現在の安値圏(チャート上で緑の四角で示された7万ドル台後半付近)が(A)の底とされています。
- そこから(B)の反発で8万ドル台前半あたりまで戻し、その後(C)の下落で(A)の安値を下回り、12月ごろに波(2)の底をつける、という道筋が描かれています。
ツイートの「More chop first, real move later」は、この(B)の反発〜もみ合いが「チョップ」、その後の(C)の下落が「real move(本当の動き)」にあたると読めます。
⚖️ シナリオ整理
🟢 強気寄りのシナリオ(短期)
- 現在の安値圏が(A)の底として機能し、(B)の反発が始まる。
- 8万ドル台前半方向への戻りが、上下動を伴いながら進む。
🔴 弱気寄りのシナリオ(中期)
- (B)の反発が終わった後、(C)の下落で(A)の安値を割り込み、波(2)の最終的な底を探りにいく。
- チャート上では、この(C)の到達点が7万ドル台前半付近に描かれています。
なお、チャートでは波(2)の底を打った後に再び上昇する矢印が描かれており、Rod氏は今回の下落をあくまで大きな上昇トレンドの中の修正(波2)と見ていることが分かります。
✅ まとめ
- Rod氏は短期の方向感については「分からない」と率直に認めつつも、中期の構造的な見立ては維持している。
- チャートのカウントでは、9月の高値で波(1)が完了し、現在はABC修正の(A)付近。
- 次は(B)の反発(チョップ)、その後に(C)の下落という「時間をかけた修正」が想定されている。
- 修正完了後は、再び上昇トレンドに戻るシナリオが描かれている。
プロのトレーダーでも「今は分からない」と言える局面があるということ自体が、学びのポイントかもしれません。短期のノイズに振り回されず、大きな構造の中で今どこにいるのかを意識することが大切です。
※本記事は特定のトレーダーのツイートを解説したもので、投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。






