これは米国の話です。米国で上場している「現物ビットコインETF」(ビットコインの価格に連動する投資信託)について、海外メディアのDecryptが11月1日付で伝えた内容を紹介します。日本の制度や商品がそのまま変わるわけではありません。
何が起きたか
Decryptによると、米国の現物ビットコインETFは10月30日(金)に6億4,320万ドルの資金流出となりました。これは10月の1日あたりとして最大です。取引所Binanceから約64億ドル相当が流出し始めたのは、米国時間29日(木)の午後4時5分(米国市場の取引終了後)とされており、金曜は事件後に初めて迎えた通常の取引日でした。木曜は1,720万ドルの流入で、事件前の数字です。
この流出で、それまでの4日間に積み上がっていた約4億4,100万ドルの流入は帳消しになりました。ビットコインETFは週間で約2億200万ドル、10月全体で約5億1,600万ドルの流出です。上場以来の累計純流入額は574億ドル、純資産総額は1,032億ドルに下がったと伝えられています。
イーサリアムなど他のETFも
イーサリアムETFも金曜に1億5,570万ドルが流出し、5日連続の流出(合計約4億3,100万ドル)となりました。10月の流出は約16.1億ドルです。SolanaのETFも金曜に1,080万ドルが流出し、5日連続でした。
価格への影響と、その後
ビットコインは金曜に約4%下落して約7万6,400ドルとなり、13億ドル超のレバレッジ取引(借り入れを使った取引)が強制的に清算されました。土曜には約7万7,520ドルまで戻しています(24時間で0.5%上昇、週間では3.3%下落)。
Binanceは損失を自社資金と緊急準備金で補填すると表明し、TetherとCircleは盗まれたステーブルコインのうち23億ドル超を凍結したとされています。
初心者の方へ
ETFの資金の出入りは、機関投資家や大口の投資家がどう動いているかを見る手がかりのひとつです。ただし、1日の流出だけで今後の価格が決まるわけではありません。数字は米国時間・海外メディアの報道に基づくもので、日付を確認しながら読むのがおすすめです。ビットコインの基本はビットコインとは?もご覧ください。
※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。
出典: Decrypt「Bitcoin ETF Investors Head for the Exits After Record Binance Hack」









