これは米国の話です。米国で取引されている現物のビットコインETF(上場投資信託)12本から、11月6日までの1週間で、合計約12.8億ドルの資金が純流出しました。米メディアThe Blockが、データサイトSoSoValueの数字をもとに報じ、AIニュースサイトMLQがその内容をまとめています。日本の制度や国内の取引所が直接変わる話ではありませんが、ビットコイン価格に影響しやすい大口マネーの動きとして注目されています。
5日のうち4日が流出
報道によると、日ごとの資金の出入りは次の通りです(いずれも2026年11月、米国時間)。
- 2日(月):約3.99億ドルの流出
- 3日(火):約1.16億ドルの流出
- 4日(水):約7,460万ドルの流入(週で唯一のプラス)
- 5日(木):約4.30億ドルの流出
- 6日(金):約4.12億ドルの流出
週間の流出額は6月下旬以来の大きさで、2024年1月の取引開始以降では7番目の規模だといいます。前の週も約2億ドルの流出だったため、2週連続のマイナスです。
年初来の累計が赤字に
この週の初めの時点で、2026年の累計はおよそ3.68億ドルの「流入超」でした。それが週末にはおよそ9.14億ドルの「流出超」に転じました。銘柄別では、ブラックロックのIBITが金曜日だけで約4.03億ドルの流出。12本の合計資産は2.3%減って約959億ドルとなり、ビットコイン全体の時価総額の約6.3%にあたるとされています。また、イーサリアムのETFも同じ週に約3.65億ドルが流出し、6週連続のマイナスでした。
背景は「中間選挙」と「AI株の下落」
The Blockは、売りの背景として米中間選挙の結果と、AI関連の投資に対する疑問を挙げています。木曜日にはナスダック指数が調整局面に入り、ビットコインも約7週間ぶりの安値まで下がりました。土曜日(7日)の朝の時点で、ビットコインは約7万5,880ドル付近で取引されていたと伝えられています。
初心者にとっての意味
ETFは、株と同じように証券口座からビットコインに投資できる仕組みで、機関投資家などの「大きなお金」の気分を映す指標としてよく見られます。今回の数字は、株式市場の不安がビットコインにも波及している様子を示しています。ただし、資金の流出が続くかどうかは誰にも分かりません。短期の数字だけで判断せず、値動きの大きさを理解したうえで付き合うことが大切です。
※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。







