米ビットコインETF、約4.3億ドルの純流出 ハイテク株急落で投資家がリスク回避

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米国で上場しているビットコインの現物ETF(上場投資信託)から、米国時間の木曜日(11月5日)に合計約4億3,020万ドルの資金が純流出しました。暗号資産メディアDecryptが、ETFの資金の流れを集計しているFarside Investorsのデータをもとに11月6日に報じました。同じ日、米国ではハイテク株が大きく売られており、株式市場の下げがビットコインの投資商品にも波及した形です。

どのファンドから流出したか

報道によると、この日の流出が最も大きかったのはフィデリティの「FBTC」で約1億9,990万ドル、次いでブラックロックの「IBIT」が約1億500万ドルでした。この2本で、その日の流出のおよそ7割を占めました。ほかにグレイスケールの「GBTC」が約4,990万ドル、フランクリン・テンプルトンの「EZBC」が約3,290万ドルの流出で、Farsideの集計では、この日に資金が純流入したファンドはなかったとされています。

  • 今週の累計(記事時点)は約8億6,980万ドルの純流出
  • 前週の金曜日にも約6億4,320万ドルの純流出
  • 水曜日(11月4日)は約7,460万ドルの純流入で、一時的に持ち直していた
  • IBITは10月30日以降の5営業日で、合計約10億4,000万ドルの流出が続いている

背景:ハイテク株の急落

同じ木曜日、米国のナスダック総合指数は5.5%、S&P500は約4.4%下落しました。半導体やデータセンター関連の株が下げを主導し、AI(人工知能)への投資のペースや、米中間選挙後の規制の可能性を投資家が疑問視したと伝えられています。ビットコインは水曜日に8万ドルを上回っていましたが、記事の時点では7万6,000ドル付近まで下落していました。

記事は、ETFは実際のコインを動かさずに持ち高を減らせるため、株式が売られる局面ではリスクを減らす手段として使われやすいと説明しています。一方で、資金の流出が「他の損失の穴埋め」なのか「ビットコインへの見方の変化」なのか「単なる資産配分の調整」なのかは、流出入の数字だけでは分からないとも指摘しています。

日本の読者にとっての意味

ビットコインETFは、株と同じように証券口座でビットコインに投資できる米国の金融商品です。その資金の動きは、米国の投資家の気分を映す指標の一つとしてよく注目されます。今回のように株式市場が大きく揺れると、ビットコインも同じ方向に動くことがある点は、覚えておくとよいでしょう。

※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。

出典: Decrypt「Bitcoin ETFs Bleed $430 Million as Tech Rout Tests Wall Street Buyers」

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