米国の現物ビットコインETF(上場投資信託)から、現地時間の木曜日(2026年10月23日付の報道)に1日で約6億3,560万ドルの資金が流出しました。データ会社Farside Investorsの集計として、Bitcoin Magazineが伝えています。これは米国の話題で、日本のビットコイン市場の制度が変わるという話ではありません。
どのファンドから流出したのか
記事によると、最も大きかったのはブラックロックのiShares Bitcoin Trustで、2億5,400万ドル超です。続いてフィデリティのファンドが約2億1,800万ドル、ARK 21Sharesが1億900万ドル超、モルガン・スタンレーのファンドが約3,000万ドル、ビットワイズが2,700万ドル超となっています。一方、同じ週のそれまでの買い越しなどを合わせた今週の資金流入は、まだ4億3,900万ドル超のプラスだったとされています。
なぜ売られたのか
記事は、中東での緊張の高まりで原油価格が上昇し、投資家がリスクを避ける姿勢(リスクオフ)に傾いたことを背景に挙げています。報道では、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃を受けて、北海ブレント原油が5か月ぶりの高値をつけたとされています。原油高は物価上昇や米国の利上げ観測につながりやすく、金利が低い環境で買われやすいビットコインにはマイナス材料になりうる、と説明されています。同じ日にはテック株も売られました。
価格への影響と、初心者の方へ
この資金流出で、ビットコイン価格は一時8万1,000ドルを割り込みましたが、その後は反発し、記事時点では約8万1,669ドル(24時間で約1%安)で推移していました。ETFの資金の出入りは、ビットコイン市場の需給を見る手がかりのひとつです。ただし1日の動きだけで今後の方向が決まるわけではありません。ニュースの背景(今回は原油と金利)もあわせて確認する習慣をつけると、値動きを落ち着いて見られます。
※この記事は情報の紹介であり、投資の助言ではありません。価格は変動します。
出典: Bitcoin Magazine「Bitcoin ETFs Lose Over $635M In One Day Following Oil Price Spike」









